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産経新聞によりますと、JR東日本のE235系など車両507両で、台車のブレーキ装置に強度を維持するための適切な処理をしていないピンやボルトが使用されていたようです。



当該のピンやボルトは別会社に発注していたものだそうですが、 E235系の量産先行車が製造されてから8年、量産車の登場から6年ぐらい経過していますが、これまで事故が起きなくてよかったですね。


直ちに安全上の問題が発生するわけではないとのことで、それゆえに発覚が遅れたような気もしますが、今後の定期検査の際の部品交換での対応でなんとかなる模様。




なお、山手線、横須賀線に使用されているE235系の他、
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E131系や


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E261系でも同じピンやボルトが使用されていたとのこと。

両数的にT車の数と一致しそう。果たしてどの部品だったのか。


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久慈13:03発→八戸14:45着 八戸線普通 キハE130系500番代

久慈から先はJR線に戻ります。

八戸線はキハ110系ではなく、キハE130系が投入されています。

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八戸から鮫までの区間でうみねこレール八戸市内線と言う愛称が付いている八戸線らしく、うみねこのマークが描かれ、帯もうみねこっぽく湾曲しています。


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八戸線も主に海沿いを走る路線になりますが、この辺まで来ると海岸線から険しさが無くなってきますね。

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砂浜も見えてくるあたり、三陸鉄道沿線とは異なる車窓。三陸鉄道盛駅から八戸線までずっと鉄道で来ると、地形の違いをずっと見れて面白いかもしれませんね。


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2時間弱で終点の八戸に到着。久慈駅出発時点ではそんなに乗客はいなかったんですが、八戸市内は結構な利用客数だったので、ちょっと驚きましたね。

通学時間帯では無い時間帯で、旅行客ではなく一般の地域住民の利用があると言うのは、しっかり公共交通の役割を果たせていて、仮に赤字だとしてもまだまだ希望が見えてきますね。



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八戸15:14発→大湊16:53着 青い森鉄道青い森鉄道線・JR大湊線快速しもきた キハ110系

八戸からは青い森鉄道経由で大湊線に入る快速しもきたに乗車。

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発車する前のまだ空いているタイミングで駅弁をかきこむ。せっかく海沿いだし、さっきウニ弁当食べれなかったんで、うにが入ってるやつにしました。


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列車は野辺地からJRの大湊線に入っていきます。

さっきの八戸線はJR在来線と接続していないとは言え、八戸駅は新幹線があります。


それに対して大湊線は他路線との接続がこの野辺地駅のみで、青い森鉄道としか接続していません。完全に孤立したJR線です。

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関東からかなり離れた場所で、JR線と接続していなくてなかなか訪れるのが大変な大湊線。車窓は夕陽と陸奥湾が広がっていました。

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終点の大湊駅に着いた時にはもう日没。ちなみに1つ手前の下北駅は本州最北かつJR東日本最北の駅らしいです。


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むつ市の中心部も隣の下北駅らしいので、大湊駅は綺麗だけど駅周辺は何もないわけじゃないけど、栄えているかと聞かれるとちょっと違う気が。いや、次の列車までの時間が短すぎて語れるほど滞在できてませんね。

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大湊17:01発→野辺地18:02着 大湊線普通 キハ110系

折り返し列車は野辺地までの普通列車になります。

1本後の列車は1時間後だし、八戸まで1本だったので、大湊駅周辺の散策もできるので、そっちにするのも考えましたが、もう暗いし、この日も宿取れてないので、早めに移動して寝床をなんとかしないと。

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野辺地18:10発→八戸18:57着 青い森鉄道青い森線普通 青い森701系

野辺地はそこそこいい感じに八戸行きも盛岡行も接続。時間も時間なんで乗客も結構多かったですね。

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八戸19:06発→盛岡19:44着 東北新幹線はやぶさ E5系

この日初めての新幹線に乗って13時間ぶりに盛岡駅まで戻ってきました。

乗り換え時間が結構あったんで、晩御飯を食べようかと思ったんですけど、2日連続でじゃじゃ麺もどうかと思ったし、なんならあれ自分には正直・・・って感じで決めきれず、目的地で食べようと思い次の列車へ。

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盛岡20:35発→秋田22:07着 秋田新幹線こまち E6系

こまちは乗ることあるんですけど、秋田新幹線と呼ばれる区間はかなり久しぶり。真っ暗な時間帯なのが残念ですけどね。

あと一応弁明しておきますが、仙台から大宮までこまちに乗ることが多いんですが、はやぶさの窓側が満席時、こまちに空席があるときに、出発5分前ぐらいに予約してますので、秋田県からの利用客の予約は妨げてませんのであしからず。


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盛岡から1時間半かけて終点の秋田。結局は在来線なんで結構かかりますね。


そして夜10時過ぎの秋田駅前、やっている店なさ過ぎてびっくり。

泊まる場所は駅前のネットカフェを確保できたものの、晩飯はコンビニ弁当に。



もし来月JR東日本パスを利用する予定がある方、計画は早めにかつ余裕のあるものにして、宿泊場所は必ず早めに予約した方が良いです。


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三陸鉄道と言われたら真っ先にイメージする車両が久慈行の表示で止まっていますが、こちらではなく

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宮古10:40発→久慈12:34着 三陸鉄道北リアス線普通 36-700形

謎のラッピング車両に乗っていきます。

この列車、宮古駅に入線するところを上から見てたんですが、
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盛方面から2両でやってきたんですが、どうやらここで後方1両を切り離したようで、ホームに着いた時にはすでに1両編成になっていました。

この先の区間は本来需要が少ないのでしょうが、JR東日本パスの効果で昨日の南リアス線と同様に満員です。

南リアス線よりは空いているものの、絶対に途中で降りそうにもない人たちばかりですので、終点の久慈まで立ちっぱなしがほぼ確定しました。

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車窓から三陸海岸を眺めたいところですが、三陸鉄道って日本鉄道建設公団が建設した路線なんで、比較的新しい路線で線形が良い代わりに、海沿いってそんなに走らないんですよね。

というか宮古より南はリアス式海岸、北側は海岸段丘の三陸海岸じゃそもそも海沿いに線路敷ける土地もほとんどないわけですが。

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たまに見える海の景色も、巨大な防潮堤に遮られてしまいます。これだけ巨大な防潮堤を作らなければならないほど、あの震災の被害は甚大であったということがよくわかります。


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田野畑まで来ますと、朝ドラあまちゃんのロケ地が結構多くなります。

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海も結構見えるように。

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随分高いところを走っていますね。


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あまちゃんの放送から10年近く経過しているので、詳しくは思いだせないんですが、なんとなくドラマに出てきそうな景色がたくさん見られるってことで(笑)

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途中の堀内駅は完全にあまちゃんの北三陸鉄道袖が浜駅を名乗っちゃってます。

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こういうのあるとわかりやすくていいですよね。ドラマ見てた記憶も蘇ってきます。けどできればイラストじゃなくて実写がよかった・・・


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景色がいい場所では列車が徐行してくれます。天気がもう少しよければなぁ・・・

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標高が下がってくると、防潮堤で海見えず。災害のリスクを考えると仕方ない。


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約2時間の立ちっぱなし旅も終了。今更日差し出てきたよ。

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跨線橋を上がろうとすると、国鉄の文字が隠しきれていない看板。三陸鉄道発足の時ぐらいからずっと使われている看板なんでしょうね。
 
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跨線橋には潮騒のメモリーズ号。いやマジであまちゃんもう一回見たくなってきますね。


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駅を出るとボロいけどよく見たことのあるビルが。

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看板は全てあまちゃん。


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ロケ地案内の看板もありました。

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シャッターにもあまちゃん。隣のニコニコレンタカーで車借りてロケ地巡りでもしたい気分ですわ。

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このシーンとか懐かしいですね。ほんと実写で見たい。


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駅舎内、こちらはウニ弁当を売っているコーナーですね。食べたかった。


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その後ろには、あまちゃんのポスターが!やっと能年玲奈見れましたよ。現・のんさん。色々あってからテレビでなかなか見れないのが残念です。これからの活躍期待しています。



ここまであまちゃんだらけの久慈駅でしたが、
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なぜかパンチ佐藤を発見しましたので、こちらも気持ちを切り替えて、鉄道旅へさらに北を目指そうと思います。



つづく

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JR東日本がご利用の少ない線区の経営状況を公開しました。


コロナ前の2019年度に平均通過人員2000人/日未満の線区が開示対象なんですが、コロナ前で十分すぎるほどひどい数値をたたき出しています。



東北地方、信越地方で赤字路線が多発するのはわかりきったことですが、
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久留里線がやばいっす。

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特に久留里~上総亀山の末端区間が、コロナ前の時点で営業係数15000円越えです。

運輸収入200万に対して営業費用3億4400万ですよ。平均通過人員も1日85人。


 東北山奥の豪雪地帯県境越え区間とかよりも酷い数値でした。もはや出費を抑えたところでどうしようもないレベルです。





仮に同一区間を移動する需要自体があるというならまだ可能性はあるのかもしれませんが、de14779e.jpg
上総亀山の駅前でこんな感じの場所、需要があるようにも思えない状態です。



山田線みたいに並行するバスは元気ですって言うなら、それに対抗する策はないのかって話になりますし、豪雪地帯とかで冬場鉄道が無いと道が寸断されて移動できませんってなれば何がなんでも残しておこうってなりますけど、令和のこの時代、道路網もかなり整備されて、道路がダメになっても鉄道は大丈夫って場所もかなり限られます。むしろ今は共倒れからの鉄道の復旧が遅れるパターンがほとんど。



久留里線末端区間に関してはどちらにも当てはまらないですし、かなり危ない状態でしょう。




鉄道って線路維持するだけでものすごい費用がかかるのに、初乗り140~150円というものすごい安い値段しかとっていない、薄利多売で成り立つ商売です。


公共交通機関としての役目がなんだ言われますが、JRは民間企業ですので、商売をしなければならない、利益を生まなければならないんです。




さすがに鉄道である必要がない、鉄道運営が向いていない地域が多すぎるというか、人口希薄地域で鉄道は成り立たないんですよ。

第三セクター化や廃止バス転換だけでなく、BRTとか上下分離など、方法はいろいろあります。


どれがその沿線に適しているのか、しっかり見直さなければいけない時期でしょう。そして今のうちにしっかりJRと話し合っていけば、金銭になるか技術になるかわかりませんが、それなりに支援が受けられる気がするので、地元自治体は廃止反対だ鉄路を残せだとかばっかり言ってないで、しっかり向き合った方が得な気がする超特快でした。






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