
関東在住のみなさま、関西へ行くとしたら、いったいどのような手段を使うでしょうか?

たぶんおそらくほとんどの方が、東海道新幹線という手段を取るかと思います。
これが朝のうちに関西入りしたいとなると、前日夜の新幹線に加えて、

深夜バスという手段も出てくるかもしれませんね。
前日夜中に出発し、当日の早朝に目的地に到着するというのはなかなか魅力的。ただし、完全に横になることがほぼ不可能ですので、体力的には厳しいところ。
しかし、完全に横になることが可能で、当日朝に到着できる手段が鉄道にもありますね。

それがこちら、寝台特急サンライズ号。東京駅を夜に出発し、翌朝にはサンライズ瀬戸号は四国の高松
、サンライズ出雲号は山陰の出雲市に到着する夜行列車です。
この電車、上り列車は大阪駅に停車し、0時33分に大阪を出発、7時8分に東京駅に着くという、新幹線の終電よりかなり遅い時間に出発し、始発よりかなり早く東京に着けるという便利な列車です。
しかし、下りはというと、東京駅21時50分発で最終の新大阪行きのぞみより26分遅い出発。ちょっと微妙な時間ですね。
そして大阪は通過します。

いや、停まるんですけど運転停車の為乗降は不可能です。
一応大阪から90㎞近く離れた姫路には停まります。早朝5時25分着。

なので今回は試しにサンライズ瀬戸号で姫路を目指してみることにしました。

なんか乗るときいつも琴平まで延長運転をしている気がしますが、東京駅コンコースの案内表示は琴平だけなんかフォントが違います。

今回もシングルの喫煙を予約してました。喫煙の方が空いている可能性が高いという喫煙者有利なのはこのご時世なかなか無いことですのでありがたいもの。まぁそれでも金曜夜出発だとかなり早いタイミングで満席になっていることが多いんですけどね。
あと今回は2階を予約したんですが、姫路までの利用だとこの時期夜明け前に降りなきゃいけないわけで、外の景色を見ることも無いので、むしろ揺れの事を考えたら1階でよかったかも。

5時すぎには起きなければならないので、さっさと寝ろって話ですが、飯食ったりYouTube見たり、普通に家感覚で過ごしていたら既に静岡県内を走行中でした。
結局寝たのは1時ぐらいだったんですが、何が怖いって、姫路到着時は車内アナウンスがありません。
夜行列車の為、深夜帯は例え停車駅であれども、緊急時以外は車内アナウンスが全て省略されるんですが、早朝1発目の放送は岡山駅到着前からとなっています。
つまり何が言いたいかといいますと、乗り過ごす危険性が非常に高いということ。
列車内とは言え、ベットで横になれるというある程度の快適性が確保されてますのでね、うっかり深い眠りについて、アラームを掛けなかったものならば、良くて岡山、下手すりゃ四国か山陰まで行ってしまいます。
臨機応変に目的地を変えられるような自由な旅であればそれもそれでいいのかもしれませんが・・・

すごい緊張感のある移動でしたが、なんとか姫路で飛び降りました。末期色を見るとちょっとヒヤッとしますが、

221系を見て一安心。播但線の221系って初めて見たかも。

この後はガラガラの223系2000番代で東へ戻ります。

この手法で7時過ぎには大阪に着けます。平日なら新快速が早い時間にあるんで、7時前に大阪着が可能です。
アリっちゃアリだけど、サンライズを寝過ごすリスクがあり、地味に新快速でも寝過ごすリスクがあると思うと、ちょっと落ち着かない感じになってしまうのが難点ですね。
そんな感じで関西へ行ってきました。