
東京から比較的近い立地ながら、絶望的な利用客の減少、驚愕な営業係数を叩き出し話題となった久留里線の末端区間、久留里~上総亀山間。
昨年度の同区間の収入100万に対して営業費用は2億8100万、営業係数は19110と、平均通過人員は55人/日と、JR東日本でもトップクラスの状況の悪さを誇っています。
そんな状況の久留里線末端区間ですが、NHKの報道によりますと、この区間についてJR東日本がバス転換を視野に入れ、自治体に協議を打診する方針を固めたそうです。
JRからの正式発表ではなく、報道の中でもJR東日本側からのコメントも無いので、真相はまだ不明ですが、バス転換の話が出てもおかしくない利用状況であるという現実は間違いないかと思われます。
ただし、 協議がすんなり進むとは思えないんですよね。
久留里線と言えば動労千葉。10数年前までストライキで久留里線を運休させてたような活発な労働組合がございまして、まぁおそらくこの組織を中心にかなりごねる案件になりそうですね。
真の沿線住民の意見がしっかり反映される話し合いが行われることを願っていますが、ちょっと他の路線とは異なる事情がありますので、深く見守っていきたいと思います。