カテゴリ: 春日部駅高架化工事

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ついに春日部駅の新連絡通路が開通しました。

東口改札へ向かう北側の跨線橋と南側の跨線橋を結ぶ、伊勢崎線の仮1番線の線路上にに並行して設置されました新通路。


これにより、南側の跨線橋から東口改札へ向かう場合、現行の1番線ホームに降りる必要がなくなりました。


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新連絡通路の途中に現れる仮囲い。

新連絡通路のちょうど中間ぐらいの位置。仮ホーム供用開始後は、ここからも伊勢崎線上りホームに降りれるようです。


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新連絡通路開通のおかげで、東口ロータリーを上から見ることができるようになりました。

駅舎だけでなく、駅前の変化の観察もしやすくなりそうです。
 

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新連絡通路のおかげで、駅南側方向の仮ホームの工事状況も見れるようになりました。こちらは仮1番線。レールは敷かれていますが、バラストはまだのようです。


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お隣の2番線。こちらはバラストまでしっかり敷かれましてます。


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反対方向を覗くと、左下に現行1番線ホームの撤去されたエスカレーターの跡が見えますね。トイレへの通路は完全に消え去っています。

その辺りに仮3番線、伊勢崎線下りの線路が敷かれるのでしょう。


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南側跨線橋から見る新連絡通路。仮囲いが見えますが、あそこも仮上り線ホームへの階段かエスカレーターが設置されるみたいです。

今より上下方向の動線は増えるってことですね。

駅の大工事となると、ホームの一部が狭くなったり通れなくなったりするイメージですが、工事途中の仮の姿で現行より改善されるって、如何に現状が利用者数に見合ってない構造なのかわかります。

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こちらはほぼ同じ場所から新連絡通路供用開始前に撮ったものですが、乗り場案内の看板も新しくなったんですね。

なお、今までは伊勢崎線の上り電車に乗るときは、跨線橋の一番奥まで進んでいけば良いと皆さん思っていると想定されたのか、
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ご丁寧に手前の階段で降りろという案内も追加されています。


どんどん進む高架化関連工事。

あと気になる点は
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この謎の出っ張りぐらいですかね。

仮線転線までにはその用途がわかるかな?

10年後ぐらいの春日部駅高架化を目指し、東武伊勢崎線と東武野田線では、高架線建設の一段階手前、仮線の建設工事を行っています。

前回は高架化工事区間の南側(東側?)を見てきましたが、今回は北側を歩いて散策します。


まずは高架化のメリットが一番ありそうな、ピーク時には1時間当たり53分間も遮断しているとされる埼玉屈指の開かずの踏切、伊勢崎線第124踏切を目指します。



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その前に、開かずの踏切に向かう市道沿いで売っている甘太郎焼を食べます。

今川焼やら回転饅頭やら、地域によって様々な呼ばれ方をしているこの食べ物。


なぜ甘太郎焼と呼ばれているのか、元春日部市民の私でも謎のままですが、このご時世でも1個100円でやって行く姿には感動です。


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小腹を満たし、当たり前のように閉まっている伊勢崎線第124号踏切に到着。

遮断機に対して警報機が道路側に下がっているのがわかります。


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反対側を向くと、線路沿いで重機が大活躍中。何をしているところなのかまではわからないものの、仮線を設置するための工事なのは明らか。


この開かずの踏切を過ぎると、野田線と伊勢崎線は分岐していきますが、まずは伊勢崎線の方へ足を進めていきます。

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開かずの踏切の1つ隣の、自動車は通れない小さな踏切にやってきました。

ここの踏切は遮断機などの位置は変わらず。線路沿いの建築物もそのままです。

ちなみにこの踏切の小道をギリギリかすめるように、幅員18mの都市計画道路を通す計画があるみたいですが、そちらに関しても大きな動きは見られず。

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もう一つ隣の踏切へやってきました。こちらは車も通れる、それなりの幅員がある踏切ですが、ここは遮断機も警報機もセットバック済み。

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線路1本敷けるスペースがしっかり確保されていることが確認できます。


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対岸に渡って、先ほどの踏切の方(春日部駅方)を覗くと、やはりこちら側は線路を敷くスペースは見当たらず。

上り線の線路は画像左側。仮線はさらにその左側に設置されるのですが・・・。あれか?画像右側の水路の土地も巻き込んで高架線を設置するのか?

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先ほどの踏切から北側の区間は、仮線のスペースがしっかり確保されていることがしっかり確認できるレベルで、


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踏切内に仮線の線路が設置されている場所も存在。


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高架工事区間の北側の起点付近と思われる踏切までやってきました。


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踏切は従来の場所のままですが、アスファルトにカッターの切れ込みが入っている姿を見ると、おそらく少しは下がることになるのかな?



ここまで春日部駅から伊勢崎線の線路を北春日部方面に歩いてきましたが、続いては野田線の線路沿いを春日部駅付近から八木崎駅方面へ。

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伊勢崎線と分岐して1つ目の踏切は、伊勢崎線の1つ目がそうであったように、大きな変化は見られません。

まぁ野田線の仮線への転線は、まだ先のことになりますので、そりゃ工事は進んでいないだろうと思っていたんですが、

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もう一つ隣の踏切に来てびっくり。すでに用地の取得が終わっています。

1線ずつ仮線に移していく予定の伊勢崎線とは異なり、野田線は複線を一度に仮線へ転線させるため、もちろん仮線も複線となりますので、かなり広いスペースが必要になります。


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しかし、そんな広大なスペースをすでに確保済み。


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本当に八木崎までの区間のほとんどで複線分のスペースが用意され始めており、伊勢崎線の仮線が完成したら、ほとんど間髪明けずに野田線も仮線になるのではないかと言うレベル。

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奥に八木崎駅が見えてくる場所までやってきました。おそらくこの辺りまでが高架化工事区間。



複線分の用地確保はかなり難しいと思っていましたが、すでに広大なスペースが確保されていることに本当に驚きました。

伊勢崎線側もそうですが、元々は住宅地だったこの地。


どのような交渉や補償があったのか、詳細はわかりませんが、多くの住民、土地所有者の協力があっての高架化工事。


工事関連の人のみならず、住民の方にも感謝しなければいけませんね。

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仮上りホームの工事の進んできた春日部駅。

これはそろそろ仮上り線の工事も大詰めなのか?と思い、高架予定区間の沿線を歩いてみることに。


まずは北千住・柏方面、南側と言うか東側の工事起点、内谷陸橋の方へ歩いていきます。

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ミス医院という苗字だからしょうがないんだけどなかなか挑戦的な名前の病院の目の前、地下道の入り口。

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以前はもう少し線路寄りにあったんですが、


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仮上り線の邪魔になるのでちょっとだけ移設。

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以前は地下道の突き当りには、海無し県埼玉では絶対見られない海洋生物が描かれていましたが、

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ちょっとだけ延伸した部分はただの白い壁になっていました。既存の部分は相変わらずですけどね。

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内谷陸橋に到着。春日部駅方向を見ますが、東京メトロ13000系が走っている場所が伊勢崎線の現行の上り線。

画像右側に仮線が来るはずですが、全く用地が取得されていません。

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それどころか、現在工事中の仮上り線の線路、かなり春日部駅寄りで現行の上り線に繋がりそう。


あの場所から高架線がスタートするのであれば、春日部駅本体はかなり北側に移設しなければならなくなりますから、この辺りは既存の線路をそのまま使用し、

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新設する高架線は、右側の野田線複線化用の用地を使用して、そちら側に寄せると言うことでしょうか。


そう考えると、南側は上り仮線の工事がかなり進んでいるということになります。

いよいよ仮線への移設が始まるのか?と、この時点では思ったものでしたが、このあと北側へ向かうと、そうとも思えなくなってくるのでした。



つづく
 

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昨年2月の春日部駅東口仮駅舎供用開始時より使用されていました、

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東口改札と1番線ホームをほぼフラットで直結していた連絡通路が、2月2日の終電をもって閉鎖となります。(東武鉄道のニュースリリース)



まぁこの通路、
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建設中の仮上り線を貫いて設置されているため、工事の進捗に合わせて昨年下半期にも何度かルート変更及び数段の段差が設けられたりしていました。


仮上り線の工事が進んできたということもありますが、南側の跨線橋から東口仮駅舎へ直結する連絡通路が2月3日に供用開始になることが大きな理由っぽいです。

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東口に行くには一度1番線ホームに降りなければならなかった南側の跨線橋。工事用フェンスの先に新しい跨線橋が伸びているのがわかります。


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そしてこちらは北側の跨線橋、というか東口仮駅舎から。この場所は以前、

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スペーシアXの広告が貼られているだけの謎スペースだったんですが、

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南側跨線橋への連絡通路を設ける場所だったみたいです。

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東口ロータリーから、春日部駅方向。

右奥の仮駅舎から伸びている建物が、南側跨線橋まで繋がる、今回供用開始の新設連絡通路。


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こちらは東口改札を出てすぐの所から撮った画像。新設連絡通路は仮上り線の1番線の線路ほぼ真上を通る構造のようです。

奥に見える階段は仮上りホームのもの。

これ書いてて気が付いたんですが、ここに階段があるということ、そういえば北側跨線橋に繋がる階段が設置されそうな構造物を見た記憶がないんですが、仮上り線ホームは北側跨線橋には直接接続しないのか?


まだまだ気になる部分が多い、春日部駅高架化工事。


伊勢崎線上りの仮線移設もそう遠くないかな?と思ってきたんですが、このあと沿線を散策したところ、また色々気になる部分が見えてきたので、その辺も次回書いていこうと思います。

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東武アーバンパークラインこと、東武野田線を走る特急アーバンパークライナーが、3月のダイヤ改正前に廃止になります。


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浅草から春日部までスカイツリーラインを走り、春日部で分割し、前3両が大宮へ、後ろ3両が柏へ向かう運用。

その折り返しでアーバンパークライン内で完結する運用。


分割併合可能な500系リバティの特性を活かし、都心方面からアーバンパークラインへの帰宅をサポートします。


一部区間では普通運賃のみで利用できたりするため、
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単線区間の藤の牛島はともかく、


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複線区間で急行・区間急行通過駅の八木崎ですら停車してしまったりします。

ライナーという名を称しているだけあり、速達性を求めた列車というより、少なくともアーバンパークライン内は始発駅からの着席サービスを主としたような列車です。




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少なくとも浅草発の便は春日部までの利用客も多く、その先アーバンパークラインへ引き続き乗車する乗客もそれなりに存在します。

また、この便はこの先運賃のみで利用可能と言うこともあり、春日部からの乗客も多めです。


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地味に春日部駅で全てのドアを開く唯一の特急だったりします。


利用客がそれなりに存在している特急アーバンパークライナーですが、
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現在進行中の春日部駅高架化工事が原因となり廃止となります。


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この8000系の右側にちょろっと見える線が伊勢崎線と野田線を繋ぐ線路で、アーバンパークライナーも大宮行きはここを使用しています。


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柏方面への転線はちょっと画像じゃわかりにくいですが、春日部駅の浅草方での転線になります。



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近いうちに伊勢崎線上りから仮線に移設されそうな春日部駅。

仮線でもこの2路線を営業列車が運行できるように繋ぎ続けるのはちょっと難しいのでしょう。


七光台所属の野田線の車両を、南栗橋へ検査に送る必要から、2路線がずっと分断されることはないでしょうが、どこかしらのタイミングで複雑な配線になるでしょうし、工事期間中も直通特急の運行を続けるのは困難という判断なのでしょう。

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短い期間でしたが、東武野田線という10年前までは冷遇されていた路線に、定期特急列車が走ったことは忘れません。


おそらくあと10年はかかるであろう春日部駅高架化工事。

完成後、再び野田線を特急が走ることはあるのだろうか・・・。

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