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盲腸線とは、広義には路線の終点の駅が単独駅で、他の路線と接続していない路線、または区間のこと。


盲腸のようになった要因には、地形的に行き止まり路線となったり、途中で建設が中止されて結果的に盲腸になってしまったり、部分的に路線が廃止されたりと、様々な理由があるんですが、そんな事情なんてどうでもいいレベルで乗りつぶしの時に面倒くさい。


普通の路線なら、例えば常磐線を全線乗りたいとなれば、上野から乗り継いで行って岩沼や仙台まで行き、そこから東北線で帰れば、一気に2路線を乗りつぶせます。

しかし盲腸線ともなれば、始発駅から終点まで行って、また始発駅まで戻ってこなければならないので、なにが言いたいって時間効率が糞悪い。


全線乗りつぶしをしようと思ったら、盲腸線はかなり厄介な存在となるわけですが、せめて近場の関東のJR盲腸線ぐらいは制覇しようと思ったわけです。

関東のJR線で、乗りつぶせてなかったのが吾妻線と久留里線と水郡線の支線。


まず最初に吾妻線を乗りつぶします。


吾妻線は11年前に万座鹿沢口~渋川間を乗りつぶしてまして、末端の万座鹿沢口~大前のみが未乗になっています。


そこで、
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いきなり万座・鹿沢口から電車に乗ります。

高崎線、上越線と乗り継いで、渋川から吾妻線に乗るのがベターでしょうが、私は東北道、圏央道、関越道を乗り継いで、国道145号を西へ進んでやってまいりました。

紅葉の吾妻渓谷や
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絶賛建設中の八ッ場ダム周辺をドライブしてました。

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1日にわずか4本しかない大前行きがやってきましたので乗り込みます。

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わずか3分で終点の大前に到着。いやぁ早い。渋川から乗ってくると、1時間以上かかりますからね。折り返し待ちなども考えると、往復で3時間以上。さらに渋川までのアクセスを考えると、果てしなく時間がかかるわけですよ。


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この本数の少なさも、乗りつぶしの難易度の高さと言うか、やる気を削ぐ原因になるわけです。


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ホームの端から線路は少しだけ先まで伸びています。

元々吾妻線は、長野県の豊野まで建設される計画があったらしいです。

なお、この伸びた線路はおそらくそれと関係ありません。多客期に万座・鹿沢口止まりの特急列車(7両編成)を、当駅まで退避させるために伸びているのでしょう。


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引退間近の高崎地区の115系を眺めながら、折り返すのを待ちます。

たまたま居合わせてた同業者の方と、鉄道の話をしていたら時間は早く過ぎていきましたね。あの時の方、ありがとうございました。なおその方はその方で吾妻線には乗らず、バイクでここまでやってきたと言ってましたね。


基本的に盲腸線って、車社会の地域を走っていることが多いですからねぇ。基本的に車で来ないと、観光するにしてもなんにしても不便なんですよ。


車組の私は万座・鹿沢口まで戻り、再び車に乗って
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滝を眺めてから帰りました。


これを見に行くのにも、電車じゃちょっと厳しいよなぁ。




こんな感じで盲腸線を攻め込んでいきます