15日の夜、東急田園都市線の青葉台駅で、痴漢を疑われて駅員に取り押さえられていた男性が、駅員を振り払って線路へ降り、直後にホームに入ってきた電車に撥ねられ死亡する事故が発生しました。

ここ最近、痴漢を疑われた人が、線路へ逃走するケースが続いています。


今回の事故は、今までと同様のケースの最悪なパターンと言えるでしょう。


ただ、今回死亡してしまった男性が果たして悪いのでしょうか。

もちろん線路内へ降りた行為事態は問題でしょう。結果としてそれが死につながったわけですし。

それより問題なのが、痴漢を疑われた時点で、実際に痴漢をしていようがいまいが、捕まった時点でほぼ有罪確定ということ。
いや、疑われて捕まえられて、駅事務所にでも向かった場合、現行犯逮捕を認めたとみなされて法的に不利になるっていうのが問題なんですよ。

もっと言うと逮捕=犯人みたいな扱いなのがおかしいんですよ。



痴漢と疑われた時点で、駅事務室でも行こうものなら、ほぼ100%に近い確率で犯罪者扱いされ、逮捕されればこれまたかなりの高確率で会社は解雇。社会的にかなり厳しい状態に陥るわけです。

奇跡的に無罪を勝ち取ったところで簡単に社会復帰できるのかというのは疑問ですし、結果的に線路に降りてでも逃げるという選択肢が出てきてもおかしくないっていうことが、問題なんじゃないでしょうか。


人の人生がかかっているんですから、警察や司法機関の方々には、しっかりとした捜査や審議によって、真実を追求してもらいたいです。


もちろんこの意見は、仮に男性が痴漢をしていないと想定した場合のものです。

痴漢行為に及んだ上に線路に逃げたって言うなら全くの論外です。