東武スカイツリーラインと東武アーバンパークラインの乗換駅であり、埼玉県春日部市の中心駅である春日部駅。

地上3面7線(待避線を含む)のこの駅は、駅舎に自由通路が設けておらず、春日部市の東西を完全に分断しています。

駅のすぐ北には、遮断時間県内最長とも言われる開かずの踏切が存在し、これも東西分断に拍車をかけています。


この現状を解決するために、かなり前から高架化ということを言われてきたんですが、まぁ進展しないのなんの。

高架化の話が中途半端に存在するからかどうかは定かじゃないですが、春日部駅の乗降客数は1日平均7万を超え、さらに乗り換えの客が6万いるって話なのに、駅はかなり手狭ながら、特に大きな改修とかすることもなく、
微妙な古臭さを醸し出しているわけですよ。北越谷以南の高架駅との格差は歴然ですよ!

んでまぁ春日部育ちの私としましては、春日部駅が綺麗な、そして便利な駅に生まれ変わってほしいと思いつつも、そんなん「岩槻に、地下鉄を!」ぐらい現実味のない夢物語だとも思っていたわけです。


と、ここまで書いて、こんな埼玉県民でも大方がどうでもいい話だなと思ってきたんですが、書いてる私も今や千葉市民なので、このまま書き続けます。


この春日部駅の高架化が一歩前進とはどういうことでしょうか。

それは先日発表されました、東武グループ中期経営計画2017~2020をご覧いただければわかりますが、以下の2つの重要なことが書かれているんですよ。

それが、
・春日部駅ジャンクション機能強化

と、
・連続立体交差事業の推進:春日部駅付近

※一部省略していますが、ほぼ内容通りです


ジャンクション機能強化は、野田線と伊勢崎線の相互直通運転の強化によるアクセス性と都心からの速達性の向上とのこと。

連続立体交差事業の推進は、そりゃもちろん高架化する方向で話してもええんちゃう?ってこと。


自治体側から推進、推進って話が出るのはよくあることですが、鉄道会社側からこの話が出るってことは、現時点ではやる気がある証拠。


ここから何事も問題なく着工までたどり着けば、おそらく10年ちょっとで完成に至ると思うので・・・、あれ、10年経ったら俺もう30代半ばか・・・。どうせそんなうまいこと完成に至るとも思えないし・・・。

自分が40歳になるころにはさすがに完成しててほしいと思いますし、その時春日部市がその時代に合った街並みになっていればと思います。たぶんこのままだと廃れていく一方ですし。