
国鉄時代の1963年から1984年まで製造され続けた103系が、今もなお現役で走っていることで有名な和田岬線。
その和田岬線の103系が、3月18日の運行を最後に勇退することがJR西日本から公式に発表されました。(JR西日本のプレスリリース)
和田岬線の車両は103系R1編成1本のみで、検査時などには3両編成を2本つないだ207系6両編成で運用されること、さらに明石で207系6両貫通編成が確認されてること、さらにさらに103系見学ツアーが開催されたりと、まぁこの春で引退という空気でしたので、大方予想通りでしょうか。
それでも公式にアナウンスされると寂しいものですね。
引退まで残り2週間半。
最後に乗りに行く、撮りに行くという方が増えるかと思いますが、和田岬線の撮影地は非常に少ないです。
特に平日朝の運用は、場所によっては周辺工場へ出勤する方が大勢いらっしゃいますので、乗るのも撮るのも邪魔にならないようにお願いします。
ざっくりとした和田岬線撮影地まとめはこちら。
それともう一つ地味に注意点ですが、

代走で207系が入ることがありますので、特に遠方から行く方は、ある程度覚悟してください。
和田岬線の103系は今年で車齢50歳ですからね。何があるかわかりません。
和田岬線から103系が引退となりますと、残るは

体質改善40N工事を受けてちょっと原型から遠ざかっている播但線の3500番代と、

103系とは思えない105系顔の加古川線3550番代、

同じく105系顔で10年前まで地下鉄に乗り入れていた筑肥線1500番代のみ。
こうやって思うと、和田岬線R1編成は、外見的に103系の原形がかなり残っている貴重な編成だったんですよね。体質改善ではなく延命N40工事だったのが救いと言いますか。
関東で103系が引退してから17年。
その当時、まだまだ関西じゃ103系がバリバリ現役だったわけですが、5~6年前から一気に活躍の場が減りましたからね。むしろよくここまで走ってくれました。
ありがとうスカイブルーの103系。